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自分が尊敬するプログラマ『吉崎 栄泰』氏

まずは、誰でもPCを使っていれば知っているだろう、LZH形式の圧縮アーカイバを作った人、

『吉崎 栄泰』氏




彼が初めてLHAというソフトを開発したのが1980年代の終わりのほうだったと思う。ちょうどそのころ、自分もパソコンを始めた。OSといってもDOSの時代だった。またインターネットではなくてパソコン通信時代だ。そのころ自分もNifty Serveという大手のパソコン通信の会員になって、いろんなフリーソフトをダウンロードして自分なりに使いこなしていた。そのころのパソ通はスピードも遅く通信費も定額ではなくて従量制だったので、少しでも通信時間を短くする必要があった。だからより圧縮効率の高い圧縮アーカイバソフトが必要だったのだ。そのときに高圧縮率でしかも日本人が開発した形式ということでいつのまにかほとんど標準になってしまったのが、このLZH形式だった。

実は、少し自慢させてもらうと、そのころ自分もC言語を勉強がてらフリーソフトを作ってパソ通に公開していた。それがどうしたものか評判がよくて、雑誌に掲載されて付録ソフトとして配布もされたことがある。じつはそのとき、吉崎氏にLZH形式ファイルのアーカイバの仕様がどうしても必要となりメールを送って、教えていただいたことがある。

そんなこともあって、吉崎氏にはお世話なったのだが、その後彼も本業が忙しくなったのか新しいソフトの開発をしているとは聞いたことがない。

実は吉崎氏は内科医、つまりお医者さんでソフトウェアは本業ではないのだ。

今では、LZH形式が日本から世界にまで広がりZIP形式に並んで標準的なものになるとはご本人も考えていなかったのではないだろうか。
by nobuyuki0124 | 2007-09-15 00:54


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